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ハンドルが重くなった!タイヤが悪い?それともパワステ?

メンテナンス
公開日: 2019.10.12 / 最終更新日: 2020.05.29
車と人1

「なんか最近ハンドルが重くなったな…」

「あれっ!急にハンドルが動かなくなった!」

 

不思議とハンドル操作を重く感じたことはありませんか。またその程度もさまざまで、以前と比べてなんとなく重くなったというものから、急にハンドルが動かないレベルに感じることもあるでしょう。

 

これらの原因にはタイヤやパワーステアリングによるものがあります。なかにはかなり危険な状態もありますから、できるだけ早く業者やディーラーに相談することが大切です。

 

ではハンドルが重くなると言う症状にはどのようなものがあるのでしょうか。その原因と理由についてお伝えしていきます。

 

おもガレ紹介

 

 

ハンドルが重くなった!その原因と理由

  • タイヤの空気圧によるもの
  • 前輪のタイヤのパンクによるもの
  • パワステの故障によるもの

 

ハンドルが重くなる原因と理由には、上記の3つによるものがほとんどです。詳しくお伝えしていきましょう。

 

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タイヤの空気圧によるもの

以前と比べてハンドルが重いといった、なんとなくそのような感覚を覚えるときは、タイヤが原因のケースがほとんどです。特にタイヤの空気圧が下がっている場合は、右折や左折といったハンドルをきるときに重さを感じます。

 

タイヤは車のボディーを支えていますから、空気圧がどんな状態であるかが重要になってきます。にもかかわらず近年はセルフ方式のガソリンスタンドが増えている影響で、空気圧の点検をしていない方も増えています。

 

タイヤの空気圧が低下すると、ハンドルが重くなるだけではなく、ハンドルが取られて乗り心地が悪くなり、かつ燃費も悪くなってきます。

 

最悪な場合にはパンクの危険性が高まり、大事故につながる可能性があるのです。

 

前輪のタイヤのパンクによるもの

 

実は近年タイヤのパンクの発生が増えています。これはJAF(日本自動車連盟)の調査によって明らかなことで、空気圧の点検を怠っていることが一番の要因であると考えられています。

 

タイヤの空気圧が下がるとハンドルが重くなるばかりではなく、パンクやバーストを招くことにもなります。ただし空気圧が下がってきたとしても毎日少しずつのことなので、なかなか気づきにくいのです。

 

空気圧の低下が気づかない場合、パンクをしてもそのまま気付かずに走行していることもあります。ランフラットタイヤの場合、パンクしてもそのまま走り続けることが可能ですが、修理して再利用ができなくなる可能性があります。

 

もしそのような状況になれば、タイヤを一本だけ交換すればいいのか、4本同時に交換しなければならないのか迷ってしまいますよね。そうならないためにも、常にタイヤの状態をチェックする習慣を身につけましょう。

 

パワステの故障によるもの

タイヤの空気圧とは別に、ハンドルを回すパワーステアリングが原因によってハンドルが重くなってしまうことがあります。この部分が故障してしまうと、かなり力を入れて回さないと動かないほどにハンドルが重くなってしまいます。

 

そのため走行中に曲がれないぐらいハンドルが重く感じた場合には、パワーステアリングの故障だと考えて走行を中止することが望ましいでしょう。

 

またパワーステアリングには油圧式と電動式の2種類が存在し、そのそれぞれによって原因も異なります。

 

次の章ではパワーステアリングの仕組みと重くなる原因についてお伝えします。

 

 

かなりハンドルが重い!パワステが原因なの?

  • 片手ではとても回せないならパワステが原因
  • パワーステアリングの仕組みと重くなる原因

 

パワーステアリングが原因だとかなりの重さを感じるようになり、急にハンドル操作ができないこともあります。パワーステアリングの仕組みと重くなる原因を理解しておくことが大事です。

 

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片手ではとても回せないならパワステが原因

ハンドルは通常片手でも回せるぐらいの重さになっているはずです。しかしパワーステアリングが故障した場合、片手ではとても回せず、両手でも相当力を入れないと回らないぐらいの状況になってしまいます。

 

パワーステアリングとは、車のタイヤを楽な力で動かすために補助的な部品によって作られているものです。

 

両手で目一杯力を入れて回さなければ動かないという状況は、自分自身の力でそのままタイヤを動かしているようなものです。そのため運転中にそのような状況が発生している場合、大事故にもつながるかもしれませんから、速やかに安全な場所に移動し車を停車しましょう。

 

パワーステアリングには油圧式と電動式がありますが、その仕組みとハンドルが重くなる原因についてお伝えします。

 

 

油圧式パワーステアリングの仕組みと重くなる原因

油圧式パワーステアリングでは、油圧の力によってハンドル動作を補助できる仕組みになっています。

 

かつては油圧式パワーステアリングが主流でありましたが、現在では電動式が主流に変わりました。パワーステアリングフルードと呼ばれる専用のオイルを活用し、エンジンの動力によって油圧ポンプを回して油圧を発生させています。

 

しかしこの油圧ポンプが故障してしまうと、ハンドルを動かすためのオイルが足りなくなってしまい、パワーステアリングの機能が著しく低下してしまうのです。

 

パワーステアリングフルードが足りなくなる原因としてはオイル漏れが原因として考えられます。ポンプやホース、オイルタンクなどの故障から誘発します。

 

また「Vベルト」がゆるんだり、切れたりすることが原因のときもあります。エンジンの力をパワーステアリングに伝達する役目を持っていますので、何らかの異変によってハンドルが重くなってしまうのです。

 

電動式パワーステアリングの仕組みと重くなる原因

電動式パワーステアリングはここ10年程度で急速に普及した機能で、電気の力を利用してハンドルを補助するものとなっています。

 

そのため「コントローラー(ECU)」「モーター」「センサー」「減速機」など、電気系統に故障があれば急激にハンドルが重くなってしまいます。

 

電子機器の信号エラーなどによって一時的にハンドルが重くなってしまうような場合もあり、これらの異常を感じたら修理業者やディーラーに相談することが適切です。

 

また『電子制御油圧式』と呼ばれるタイプもあります。機能的には油圧式の回路をそのまま活用していますが、その油圧を電子制御しており、運転状況に合わせてコントロールできるようになっています。

 

 

ハンドルが急に重くなった!そんなときの対処法

  • ハザードランプを付けて減速・安全な場所に停車
  • 業者やディーラーに修理を依頼する

 

運転していて急にハンドルが重くなると 、大事故を引き起こす可能性があります。

 

そのためハンドルが重いと感じたら、けっして安易に考えずに迅速な対応が必要です。

 

ハザードランプを付けて減速・安全な場所に停車

ハンドルが重くなる程度によっては、ハンドル操作が全く効かないぐらいになってしまうことがあります。このレベルまでハンドルが重くなっている状況であれば、パワーステアリングの不具合であることが考えられます。

 

そのため修理業者を探して運転し続けるというよりは、ハザードランプをつけて対処し、安全な場所を見つけて停車する方がいいでしょう。

 

もしタイヤの空気圧の問題であると考えられるのであれば、最寄りのガソリンスタンドに立ち寄って空気圧を見てもらうようにしましょう。

 

いずれにしてもハンドル操作によって、二次的な被害に拡大しないよう適切な対処が求められます。落ち着いて行動することが大事です。

 

業者やディーラーに修理を依頼する

ハンドル操作がおかしいと感じたら、症状が軽いうちに業者やディーラーに相談してみましょう。

 

日頃から車検の時だけメンテナンスをするのではなく、定期点検も受けるようにすると、もしかしたら事前にトラブルを阻止できるかもしれません。劣化している部品や故障している部品をその都度、発見することができるからです。

 

車自体が古くなっているのであれば、こまめな点検がなおさら必要ですし、状況によっては買い替えや廃車を考えなければならない可能性もあります。

 

大切な愛車。経年劣化は常に起きるものと考えて、こまめにメンテナンスをしていきましょう。

 

 

まとめ

ハンドルが重くなる原因とその理由についてお伝えしました。多くの原因は次の3つにまとめられます。

 

  • タイヤの空気圧によるもの
  • 前輪のタイヤのパンクによるもの
  • パワステの故障によるもの

 

タイヤの空気圧が下がってくると、少しずつハンドル操作の際に重さを感じるようになります。そのままほったらかしにしていると、パンクしたり、ハンドルを取られて大事故を引き起こす可能性もあります。

 

パワステの故障においては、ハンドルがかなりの重さを感じるようになります。運転中にそのような症状が現れたら、速やかに安全な場所に停車するようにしましょう。

 

車は運転を重ねるごとに消耗、劣化がすすんでしまいますが、日頃からこまめに点検することであるていど防ぐことができます。修理業者やディーラーに定期的に点検してもらうようにしましょう。

 

 

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