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【緊急!】今すぐ車酔いを何とかしたい!気持ち悪さを解消するための27の対処法

車酔い
公開日: 2017.06.01 / 最終更新日: 2020.05.29

うわ~気持ち悪い・・

今まさに、同乗者が隣で車酔いに苦しんでいるシチュエーションではありませんか!?顔面が蒼白になり、必死に吐き気をこらえる様子は見ていてもつらいですよね。

 

なんとか助けてあげたいと思っても何をどうすればいいのか、ぱっとは浮かんでこないかもしれません。そこでこの記事では、車酔いの対処法をご紹介いたします。有名な方法ばかりをよりすぐって集めましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

また記事の後半では、車酔いの仕組みや知っておきたい情報も載せています。お時間があれば続けてお読みください!

 

 

車酔いになってしまった時の対処法

 

窓を開けて新鮮な風を入れる

まずは窓を開けましょう。車内に新鮮な空気を入れて、呼吸を整えます。高速道路などでスピードを出している場合は、窓を全開にせず加減を調節して開けます。ただし、車酔いは不快な臭いが原因であることも多いです。外の空気が煙たかったり、ガソリンの匂いがする場合は逆効果になりますので気をつけましょう。

 

 

シートを倒す

シートを倒してリラックスできる姿勢をとりましょう。体制を安定させると体の平衡感覚が戻ってきて、車酔いが改善されることがあります。

 

 

頭を冷やす

神経が集中している頭や首筋を冷やすと、副交感神経の働きが抑えられて吐き気がおさまります。

アイスノンなどがあると効果的ですが、突然車に酔ってしまったときにはなかなか準備できないですよね。冷えたペットボトルなどでも十分に代用できますから、タオルで巻いて首筋にあててみましょう。

 

 

頭を動かさない

車が揺れるから車酔いを起こしているのです。酔っていて気分が悪い人は”この揺れをなんとかしてくれ~”と心の中で叫んでいます。シートを倒し頭部をヘッドレストにつけ、なるべく頭を動かさないようにしましょう。

 

 

締め付ける衣服を緩める

もしベルトをしていたらすぐに外してください。そのほか締め付けるような衣類もボタンをはずして緩めましょう。体をしめつけると内臓がおされ、その圧迫感から苦しさや吐き気が増してしまいます。

 

 

ストレッチをする

ストレッチをする余裕があるときは、軽く体を伸ばしてあげるとリラックスできます。できれば車を降りての休憩時に、体のあちこちをほぐしてあげると効果的です。

 

 

水を飲む 氷をなめる

水を飲むとすっきりしますよね。吐き気をもよおしたときや、吐いてしまった後は、脱水症状になりやすいので大目に水分をとるようにしましょう。また氷をなめると酔いにくい、とも言われています。大き目の氷をゆっくりと噛まずになめると、口から喉にかけての冷たさが交感神経を刺激し、酔いにくくなります。

 

 

進行方向の席に座る

大型のクルマやバスなどで向き合った席になることがあります。そのときに進行方向と逆向きに座ってしまうと、普通とは反対の景色が視界に流れ込んできます。そのせいで気分が悪くなりことがありますので、必ず進行方向を向いて座るようにしましょう。

 

 

タイヤの真上の席に座らない

バスの後部座席付近は大きなタイヤの上に座席があります。この付近は振動がより車内に伝わってしまうので、大きな揺れを感じ酔いやすくなります。

 

 

助手席に座る

普通車で助手席といえば、前の席ですよね。前席は視界が開けているため、どちらに曲がる、止まる、進む、といった情報が後席に比べ入ってきやすいです。予測ができると無意識に体は準備をしますから、酔いにくくなります。

 

また大型バスなどでも、前の方が揺れが少ないです。さすがに助手席は座れませんので、中央より前くらいのポジションがいいでしょう。

 

 

 

自分で運転をする

自分で運転をしていて、車に酔った人を見たことがあるでしょうか。自分で運転をする際は、加速や減速、曲がるときの慣性などすべて事前に把握できますよね。この予測できる、という点が大きなポイントです。

 

たとえば、目隠しをして飲み物を飲む場面を考えてみましょう。これはお茶です、と伝えてコーヒーを渡すとたいていの人は、口にふくんだ後とてもびっくりします。これは自分の予測と違った刺激が入ってきたときに、一瞬反応できない状態になったからです。

 

車を自分で運転すると、自分の予測通りに車が動きますから感覚にズレが生じません。そのため酔いづらくなるというわけです。ただし、まれにそれでも酔ってしまう方もいるみたいです。

 

 

クルマを止めて休憩をとる

走行中は対策をほどこしても、なかなか回復しづらいものです。一般道なら停車できる安全な場所で、高速道路ならサービスエリアへすぐに入り、休憩をとりましょう。外の空気を浴びて少し座ったり散歩したり、気分転換をはかると気持ちが落ち着いてきます。

 

 

梅干しを食べる

梅干しを食べると乗り物酔いに効く、と言われていますが、実際は医学的根拠に欠けるようです。

しかし、”効果がある”という話しを信じれば信じるほど、いざ食べたときに自己暗示にかかりラクに感じるかもしれません。梅干しのすっぱさは、口の中や胃の中がスッキリして気分がよくなるという心理的効果も期待できそうですね。

 

 

遠くの景色を見るようにする

運転中に近い景色を目で追うと、めまぐるしく景色が流れていくために、視覚がついていけず酔いやすくなります。なるべく遠い景色を見るようにして、刺激を受けないよう工夫しましょう。

 

 

自己暗示をかける

自分は車に酔ってしまう、という思い込みがいっそう気分を悪くさせます。過去に酔ってしまった経験などがトラウマとなり、また酔ってしまうのでは?と自分で悪い方へ考えてしまうのです。逆に、”自分は大丈夫、酔わない!”という意思を持つだけでも、抑止につながる効果があります。

 

病は気から、という言葉があるように、気持ちをしっかり持つことが大切です。ただし、完全に気分が悪くなってしまってからだと、なかなかそうは思えませんよね。酔っている自覚がある中で、酔わないぞ、は現実的に少しムリがあります。

 

もしかしたらちょっと酔ってきたかも・・という段階で、自分に言い聞かせた方が効果が見込めるでしょう。

 

 

酔い止めの薬を飲む

酔い止め薬を飲むことで、気持ち悪さを和らげられます。さらに、薬を飲んだからもう大丈夫、という安心感もはたらいて気持ちが落ち着いてきます。特に子どもは、気持ちの面で参ってしまうことがあるので、酔い止め薬を服用したら、あわせて安心の言葉をかけてあげてくださいね。

 

 

酔い止めのツボを押す

手首から指三本分下に”内関”と呼ばれるツボがあります。このツボは、船酔いや車酔いを抑えるツボとして有名です。これで酔いがおさまるようならしめたものです、ものは試しに押してみましょう。

 

 

ドライバーは急ハンドル、急ブレーキを控える

山道などカーブやアップダウンが続くと、揺れが生じて酔いやすくなります。ドライバーはハンドル操作をできるだけ優しくゆっくりとするように心がけましょう。前の車とは車間距離を十分にとり、急なブレーキにも余裕をもって対応します。

 

アクセルやブレーキもせわしく踏みこまずに、一定の強さでコントロールを続けましょう。人にやさしい運転を心がけることが大切ですね。

 

 

リラックスBGMをかける

リラックスできる曲をかけて、心を落ち着けましょう。耳から入る刺激(声や音)もやさしく柔らかいものがおすすめです。ドライブミュージックをかけるなら、ヒーリング効果のあるBGMやクラッシック音楽、あるいは自分の好きなアーティストがかかると、穏やかな気持ちになりやすいです。

 

 

サングラスをかける

遠い景色を見ることと同じで、視覚にあまり負担をかけないためにサングラスで刺激を薄めます。

ただし、普段からかけ慣れていない人が使用すると、逆に目が疲れてしまうかもしれません。少し試してみて気分が悪くなってしまうようなら、やめておいたほうがいいでしょう。

 

 

ケータイ・スマホ禁止

車内でもスマホをいじる機会は多いと思います。そのときにどうしても下を向いてしまうので、これが車酔いする原因になります。下を向いて細かい字を追ってしまうと、視線は常に景色ではなく画面に集中してしまいます。

 

曲がったり、加減速する動きを予測しないまま体は揺られますので、そのズレで気分が悪くなっていきます。ケータイやスマホに限らず、本や雑誌も同様ですから気をつけましょう。

 

 

一度吐いてしまう

体質にもよりますが、一度吐いてしまうとスッキリすることがあります。よくお酒を飲んで酔っ払ったときにも、吐いてラクになることがありますよね。胃の中のものを出してしまうと、不快な気分がおさまり、少し気持ちが落ち着きます。

 

もし自分が車に酔うタイプならカバンにエチケット袋を用意して出かけましょう。またクルマの持ち主であれば、車内にいくつかエチケット袋を常備しておくのも、備えあれば憂いなしです。

 

ただし緊急の場合を除いては、なるべき車外で吐いたほうがいいでしょう。その匂いに再び気分が悪くなってしまうことがあるからです。吐いたあとに口をすすぐとスッキリします。

 

 

同乗者にタバコを控えてもらう

鼻から入る刺激も車酔いには大きな影響をおよぼします。車に乗ったときのあの匂いがダメ、それだけで酔っちゃう! という人も多いのではないでしょうか。タバコの匂いや煙、ほかにもエンジンの煙やガソリンの匂いなど、鼻を刺激する不快な匂いが原因で、気分を悪くすることもあるようです。

 

振動と匂いのダブルパンチでは、なかなか車酔いもおさまりませんから、車内での喫煙は極力ガマンしてもらいましょう。

 

 

ガムをかむ

”ガムを噛むと酔わない” これはよく耳にする言葉でしょう。とくにミント系のガムがスッキリしていておすすめです。ガムの糖分は血糖値をあげて脳を活性化してくれます。また口内の味覚刺激がひろまることで、車酔いの原因の一つである視覚刺激が減る、という効果もあるようです。

 

ガムではなく食べ物で味覚刺激を促す場合はどうでしょうか。食べたものは胃に行くので、今度は胃が刺激されてしまいますよね。車酔いは胃もムカムカしていますから、食べるものをよく選んでから口にするようにしましょう。

 

 

乗り物酔いバンドをする

酔い止めバンドは、簡単に言うと突起がついたリストバンドのようなものです。有名なものでは、船酔い対策にイギリスのSEA-BAD社が開発した”シーバンド”があります。この出っぱった突起が、車酔いに効くと言われる手首のツボ”内関”を押してくれるわけです。効果のほどは、、、個人差があると思われますので一度試してみてください。

 

 

深呼吸をする

窓を開けて新鮮な空気を肺に入れましょう。できれば車からおりて、揺れのない大地の上でしっかりと深呼吸をすると効果的です。深呼吸を何度かくりかえして、体を伸ばしていくとリラックスできて気分転換にもなります。

 

 

寝る!

とにかく寝てしまう。もしかしたらこれが一番かもしれません。前日の夜更かしや、寝不足な状態だと体調が整わずになおさら酔いやすいそうです。気分が悪い人は、目をつぶってツラそうにしていますよね。そのまま寝れそうであれば、周囲の人は話しかけずに寝かせてあげてください。

 

 

なぜ車酔いしてしまうのか

車酔い2

 

私たちの体には『自分のからだが今どんな位置におかれているか』ということを認識する”空間識”という働きが備わっています。この空間識は次の3つからなりたちます。

 

1 視覚

目で物を見る感覚のはたらき

2 平衡感覚

体が傾いた状態にあるときにこれを察知するはたらき。

耳の内部の前庭や三半規管などが機能します。

3 筋肉の動き

筋肉の内側にある信号が、収縮を感知し、体の状況を認識します。

 

乗り物に乗ると、この3つのセンサーが崩れて不快さを感じるようになります。いま、どんな状況に置かれているか? が乗り物の揺れによって感知しづらくなり、自律神経が刺激されその働きが乱れるのです。

 

逆にドライバーが車酔いしづらいのも、この事実から説明できます。

  • いま、どんな状況におかれているか? 
  • 次はどうなるか? 
  • 右に曲がる、左に曲がる、止まる、加速する

すべて自分で予測できるので、体はその動きに反応し空間識は乱れません。

 

メモ 自律神経とは

刺激や情報に応じて、呼吸、脈拍、血圧、体温、代謝など体の機能を自動的にコントロールする神経

 

 

車に酔う!その思い込みも大きな原因

車酔い3

 

27の対処法でもいくつかご紹介してきましたが、車酔いは心理的な作用も大きいです。

 車って苦手なんだよなあ、

 小さいときから酔っちゃうし、

いつもこう考えていると、実際にこの刷り込み通りに酔ってしまいます。

 

車に乗るときは、なるべくこの苦手意識を持たないようにすることが大切です。また、薬を飲む、梅干しを食べる、氷を舐める、ツボを押すなど、いくつかの対処法がありますが、このような行動をとることで、”自分はもう大丈夫だ!”と自己暗示をかけることもできます。

 

プラスマイナスの自己暗示

プラス・・・これで車に酔わないぞ

マイナス・・いつも車に酔ってしまう

考え方一つで、どちらも体に大きく作用してしまいます。

プラシーボ効果という心理学用語もありますので、次章でかんたんにご紹介します。

 

 

プラシーボ効果と車酔い

プラシーボ効果とは

ニセモノの薬を本物と称して処方しても、薬だと信じ込むことで何らかの改善がみられることをいう。

参照 Wikipediaより

人間は思いこむことで、その通りになろうとする効果がはたらき、物事が改善されてしまう、ということです。まさに”病は気から”という言葉を裏付けるような効果ですね。

 

このプラシーボ効果はさまざまな場面で応用できるようです。例をあげてみます。

 

例1 テストの点数

Aさんはテストの点数を70点と思い浮かべたとします。1回目のテストは調子が良くて90点でした。しかし2回目のテストは調子が狂い50点しか出ませんでした。

 

これはAさんが自分の点数の実力(平均値)を70点だと思い込んでいるために起こる現象です。

自分の実力を100点と思い込んでいれば、2回目の結果も変わっていたはずです。

 

 

例2 顔色が悪いと言われて

周りの人に『顔色が悪いんじゃない!?』と言われただけでも、たとえ健康に自信があっても気になりだし、そして実際に病気になったりするケースがあります。これはマイナスの思い込みです。

病気になろうと思えば、本当に病気になれてしまうのですね。

 

車酔いに関しても同様にプラシーボ効果がみこめます。酔い止めの薬を飲んだり、梅干しを食べたり、ツボを押したりと、何らかの対処をほどこしたら、”もうこれで大丈夫!”と思い込むことが大切です。この思い込みの作用は、人生のいたる場面で応用できそうですね!

 

 

 

車酔いになりにくいクルマ

車酔いは本人の体調だけが原因ではありません。実際に車酔いになりやすい、なりにくいクルマがあります。

 

車酔いになりにくいクルマ

 揺れや振動が少ない

 重心が低くボディ剛性が強い

 重量に最適なサスペンションの設定

 広い視野を確保している

 

HV(ハイブリッド車)やPHV(プラグイン・ハイブリッド車)は、このような条件がそろっており、車酔いになりにくいと言われています。一方でガタガタと揺れが大きい車や、足回りがへたっている車、エアコンからの不快な匂いがこびりついてしまっている車などはどうでしょうか。

 

まさに車酔いになってくれと言わんばかりで、特に古いクルマにこういった症状が多いです。プリウスなどに代表される次世代環境車こそ、車酔いしにくいクルマと言えるかもしれませんね。

 

 

まとめ

車酔いまとめ

 

いかがでしたか。車酔いに効く対処法と、そのメカニズムについてお伝えしてきました。酔いをさますにはいろいろな方法がありますが、どれも個人差がありますのでその点はお気をつけてくださいね。

 

 

実際に重い車酔いになってしまうと大変苦しいものです。楽しいドライブのはずが、一転して暗い気持ちになってしまうでしょう。もし一緒に乗っていた家族や恋人、友人が車酔いになってしまったら、お伝えしてきた対処法をぜひ試してみてください。

 

そのときにはプラシーボ効果を思い出して、安心してもらう言葉をかけることもお忘れなく!

 

 

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