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どこへ行けばいい?なぜトヨタディーラーは販売店が5系列に分かれてるの?

販売ディーラー
公開日: 2017.06.06 / 最終更新日: 2020.06.16

※2017年6月時点の記事です

 

ハリアーを買いたい!

あなたがそう思いたちトヨタのお店に購入しに行くとしたら。いったいどの系列の販売店に行けばいいのか、すぐに浮かんでくるでしょうか?

 

ちなみに販売店というのは、トヨペット店とかネッツ店とか、そういった販売チャンネルの名称です。

 え? 近くのトヨタのお店に行けばいいのでは?

 

このように思う方も多いかもしれませんね。というかそれが当たり前の感覚で、何といってもハリアーはトヨタ車ですから。しかし実際にはネッツ店に行っても、ハリアーは取り扱っていません。ハリアーは5つあるトヨタ系列の中のトヨペット店で購入することができるのです。

 

これはエスティマでもクラウンでも同様のことが言えます。つまりトヨタ車はそれぞれの系列店によって、取り扱い車種が違うのです。

 

冷蔵庫を買いに家電量販店に行って、この商品はここでは取り扱っていません、なんて言われたら、

 おい、はじめに言っとけよー、というかそもそもなぜ分ける!

と思ってしまいますよね。掃除機でも洗濯機でもパソコンでも一緒でしょう。

これがトヨタ車を買いに行くとなると、事前に扱い車種を調べてから店舗に行く必要があります。なんだかわかりづらいですね。

 

そこでこの記事では、販売店の系列のしくみと取り扱い車種についてお伝えしていきます。わかりやすくシンプルにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

トヨタ車の販売系列は5つ

トヨタには5つの販売チャンネルがあります。

 

トヨタの販売チャンネル

レクサス店・トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店

このチャンネルは、それぞれ顧客層とクルマのカテゴリーによって大まかに分類されています。

一つずつその性格を見ていきましょう。

※地域によって取り扱い車種が変わることがありますが、便宜上統一して表記します。

 

高級志向のレクサス店

レクサス店ブラックが基調のレクサス店 参照)Wikipedia

 

富裕層向けに高級車のラインナップを揃えたのが、レクサス店です。

日本でも人気のあるメルセデス・ベンツやBMW、アウディなどの高級欧州車に対抗するハイブランドとして展開されています。

 

黒を基調とした店舗は見るからにプレミアム感があふれ、訪れる顧客に高い満足感を提供してくれるでしょう。

レクサスの取り扱い車種には、名前の冠に必ず”レクサス”がつき、そのあとにアルファベットのコードネームが続きます。そのため、販売チャンネルを間違えてしまうといったことはまずおきません。

 

レクサス店 ラインナップ

レクサスLS

レクサスGS

レクサスIS

レクサスHS

レクサスLC

レクサスRC

レクサスCT

レクサスLX

レクサスRX

レクサスNX

 

レクサスインフォメーションデスク 

0800-500-5577

9:00~18:00  

レクサス 全国販売店案内

 

 

クラウンに代表される伝統のトヨタ店

トヨタ店ワインレッドが基調のトヨタ店 参照)Wikipedia

 

長い歴史を持ちトヨタ車販売の草分け的存在のトヨタ店。

高級セダンや法人車なども多く取り扱います。ワインレッドを基調とした看板が目印です。

 

トヨタ店 ラインナップ

アクア

ポルテ

ルーミー

アイシス

エスクァイア

エスティマ

シエンタ

アリオン

クラウン

マジェスタ

SAI

プリウス/α/PHV

アベンシス

FJクルーザー

C-HR

ランドクルーザー

ランドクルーザープラド

86

コースター

サクシード

ダイナ

 

トヨタ店 ブランドキャッチ

フロンティアへ 人を、地域を、もっと笑顔に

 

 

アルファードに代表されるミドル向けトヨペット店

トヨペット店ダークグリーンが基調のトヨペット店 参照)Wikipedia

 

ある程度の年齢をむかえたハイミドル層向けの車種を扱うトヨペット店。深緑の看板が目印です。

高い所得のファミリー層に向けた車種を中心に展開しています。

 

トヨペット店 ラインナップ

アクア

オーリス

タンク

ポルテ

アルファード

エスクァイア

シエンタ

ハイエースワゴン

SAI

プリウス/α/PHV

プレミオ

マークX

アベンシス

C-HR

ハリアー

86

サクシード

トヨエース

ハイエースバン

 

トヨペット店 ブランドキャッチ

クルマと、つぎの楽しみを。

 

 

ノアに代表される親しみやすいカローラ店

カローラ店オレンジが基調のカローラ店 参照)Wikipedia

 

ロングセラーを続けるカローラをはじめ、コンパクトカーからミニバンまでを揃えるカローラ店。オレンジの看板が目印です。

量販店の位置づけで、比較的求めやすい価格帯のクルマが多いです。

 

カローラ店 ラインナップ

アクア

スペイド

パッソ

ルーミー

エスティマ

シエンタ

ノア

カムリ

アクシオ

SAI

プリウス/α/PHV

フィールダー

C-HR

86

タウンエーストラック/バン

プロボックス

ピクシスエポック/ジョイ/トラック/バン/メガ

 

カローラ店 ブランドキャッチ

あなたの街のカローラ店

 

 

ヴォクシーに代表される若者や女性向けのネッツ店

ネッツ店水色が基調のネッツ店

 

2004年にトヨタビスタ店と統合されて新生ネッツ店が誕生しました。

若者や女性をターゲットにした車種構成で水色の看板が目印です。

 

ネッツ店 ラインナップ

アクア

ヴィッツ

オーリス

スペイド

タンク

WISH

ヴェルファイア

ヴォクシー

シエンタ

SAI

プリウス/α/PHV

アベンシス

C-HR

86

ライトエーストラック/バン

レジアスエース

ピクシスエポック/ジョイ/トラック/バン/メガ

 

ネッツ店 ブランドキャッチ

Netz Another story

 

 

メーカーが販売チャンネルを分ける理由

 

販売チャンネルをわける5つの理由

なぜ販売チャンネルをわざわざ分ける必要があるのか?

おおまかに以下のような理由があげられます。

 

 全車種をすべて管理し、修理やメンテナンスするのは困難

 販売をする上で営業マンは膨大な知識が必要

 展示車、試乗車を用意できない

 姉妹車として1台分の開発費用で複数の車種を販売できる

 姉妹車同士で競合できる

 

 

姉妹車同士で競合するメリット

5の姉妹車(兄弟車)同士で競合できる、という点は少し補足いたします。

 

メモ 姉妹車とは

ライトやバンパーなど外観や内装を少し変え、違う商品として売り出す。もとは同じ。

代表的なのは、ノアとヴォクシー。アルファードとヴェルファイアなど。

たとえば、ワンボックスタイプのミニバンを検討している人がいるとします。はじめにデザインや価格帯からトヨタのノアを気に入りました。しかし、目星をつけるクルマは一つとはかぎりません。

 

そのときに対抗馬としてもう一車種考えるとするなら、何をあげるでしょうか。

もしトヨタ内で同じタイプがノアしかなかったら、他に日産のセレナを検討材料にあげるかもしれません。

 

これだと日産車を買われてしまう可能性がありますよね。そこでヴォクシーという同じタイプのトヨタ車があると、ノアとヴォクシーで比べてくれるかもしれないのです。

トヨタにしてみればノアでもヴォクシーでも、トヨタ車を購入してくれることに変わりはありませんから、ここで競合してくれたほうが好都合です。(販売ディーラーにしてみれば、この反対に頭を悩ます問題になりますね。)

 

このように系列がわかれていると姉妹車をつかっていろいろと策を講じることができるのです。ほかにも姉妹車によるメリットはあるのですが、詳しくはまた別の記事でご紹介いたします。

 

 

トヨタ販売チャンネルは縮小傾向にある

 

系列の違いがわかりにくい

ディーラ3-1

 

ご紹介してきたように、いま現在日本では5系列の販売店がトヨタでは展開されています。

これはそれぞれに性格によって分けられているのですが、みなさんは上記のカーラインナップを見て何か感じましたか?

 

 う~ん、何がちがうのか、よくわからない・・

 

実は筆者もここまで書き進めてきて、違いがよくわからなかった、というのが本音です。(自動車業界で20年お世話になっているのですが。。)

売れ筋のプリウスをはじめアクアやC-HRなどは、全チャンネルで展開されていますし。

 

確かにレクサス店はまったく立ち位置が異なりますので、差別化すべきブランドでしょう。しかし、それ以外の4系列にいたっては、もはやそこまでの違いは見受けられませんよね。

 

 

他メーカーの販売系列

高度成長期はそれでも右肩上がりに売れていたこともあり、この多チャンネル体制がうまく機能していました。事実、今では1チャンネルに統合されている日産やホンダなども当時は多系列制度を使用していたのです。

 

メモ 他メーカーの販売系列

日産はプリンス店を中心としたレッドステージ、日産店を中心としたブルーステージに分かれていました。さらに古い歴史の中では、もっと細かく分けられています。

 

ホンダも同様にクリオ店やプリモ店、ベルノ店などがありました。

日本の自動車市場の縮小から、系列店の統合を余儀なくされるわけですが、もともとメーカーとディーラーは資本がちがいます。

 

いわば別会社であるわけです。当然、統合にいたっては大きな反発も生まれたようですが、時代の流れには逆らえません。その時の名残で、同じ日産であるのに道路をはさんで向かいあうように、プリンス店と日産店が並ぶ光景もいまだに目にします。

 

 

トヨタ販売系列の今後

日本でも現在5つある系列を3つにする計画があるといわれています。

 

レクサス店・トヨタ店・ネッツ店

この3系列に集約する予定があるといわれている

そもそもトヨタ店とトヨペット店はお互いの性格や、取り扱い車種がとても似かよっています。またネッツ店とカローラ店におよんでも、ともに量販モデル店でありターゲットとするユーザー層がかぶっている状態です。

 

しかし、数々の大人の事情がからんでいるのか、前々から噂されているものの、いまだに統合する気配は見えません。たしかにそこで働く人たちや、周囲の付き合いある関係会社、昔からの看板、伝統、もろもろを考えるとけっして簡単にはいかない問題ではあります。

 

トヨタが中古車輸出で強すぎる理由!日本車人気で海外の需要沸騰!

 

 

 

まとめ

トヨタディーラーまとめ

 

いかがでしたか。トヨタディーラーの販売系列についてお伝えしてきました。

時代の流れとともに、以前は機能していた多チャンネル制も崩れつつあります。インターネットが発達し、ますます消費者は店舗にこだわることなく、クルマを購入することができる時代になっていきます。

 

とはいえメーカーや販売会社の事情から、まだしばらくはこの体制が続きそうです。

私たちがトヨタ車を購入する際には、事前に取り扱い車種を確認してからお店に足を運びましょう。

 

 

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