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知っておきたい過走行車の常識!売るとき買うときに損しない方法とは?

過走行車
公開日: 2017.03.15 / 最終更新日: 2023.02.16

大丈夫かなあ・・
過走行車を売買するとき、つい不安になったりしていませんか?

 

走行距離が多いということは、それだけクルマの運転を酷使しているイメージがつきまといます。クルマを売るときなら、査定の減点につながりそうで、どんなに調子良く元気に走る!と訴えても、低評価は免れないでしょう。

 

一方、クルマを買う場合も同様です。過走行であるほど購入後に思わぬコストが生じそうで一抹の不安はぬぐえません。

そこでこの記事では、過走行車を売買する際に知っておきたい知識や情報をお伝えしていきます。初心者の方でもわかるようにかんたん丁寧にお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

過走行車の定義

実は車業界における過走行車の定義はありません。
しかし全国的な共通認識として10万キロを超えると過走行車とよぶのが一般的です。

 

10万キロを超えると過走行車とよばれる

もちろん定義はないので、業者によっては8万キロでもそのような言い方をするところもあります。また、もう一つの目安として1年で1万キロくらい走行するのが平均的な走行距離、という業界の認識があります。

 

1年で1万キロが一般的な走行距離の目安

この基準を超えると過走行という扱いにすることが多いです。

 

  • 3年で3万キロ → 標準的
  • 3年で4万キロ → 過走行車!
  • 10年で7万キロ → 標準的
  • 10年で10万キロ → 過走行車!

 (1年で1万キロの範囲内だが、10万キロのラインを超えている)

 

単純に走行距離だけを見るのではなく、年式との関係で過走行車かどうかを見ていきます。

 

 

過走行車を売るとき

自動車販売ディーラーによる過走行車の査定

過走行車2-1

 

それでは実際にクルマを売るときに気を付けることを紹介していきます。

自動車販売ディーラーの査定方法は、基本価格からの加減点法です。

クルマは使用年数や型式、グレードによって基本価格というものが決まっています。そこからオプション装備や人気の色ならプラス、キズや凹みがあればマイナスと計算していきます。

走行距離に関しても指数が決まっていて、距離が少なければプラス加点、多ければマイナス減点していきます。

 

ディーラーの査定算出は基本価格から加減点して決まる

ここで注意したいのは、過走行車であればあるほど減点が響いて価値が下がり、低い査定になってしまうということです。つまり中古車市場での人気不人気車は考慮されず、計算式だけで査定が出てしまうのです。

 

最近は中古車相場を査定システムに取り入れているディーラーも増えていますが、まだまだこの基本価格で査定する方法も併用されています。

 

こういったリスクを避けるためにも、知っておきたいポイントがあります。

 愛車の中古車市場での需要や人気具合などを、軽くでいいので知識として入れておく

 人気かどうか分からない場合は、街の買取店に査定をお願いして比較してみる

 

 

買取店による過走行車の査定

一方、街の買取店で査定を依頼する場合は、基本価格を参照しないケースがほとんどです。オークションの相場を参考に買取り金額を決めていく方法で、ここがディーラーとの大きな違いになります。

 

そのためたとえ過走行車でも人気がある車種であれば高い査定額が期待できるでしょう。

ただし、一概に買取店の方が高いとは言い切れません。ディーラー査定で、もともとの基本価格が高く設定されていたり、オプション加点などで相場の上をいってしまうような車種もあります。このような事例も多く見受けられるので、必ず双方に依頼するようにしましょう。

 

自動車販売ディーラーと買取店、両方に査定してもらう

  • 自動車販売ディーラー・・基本価格算出法
  • 買取店・・・・・・・・・オークション相場

特に過走行車は金額に開きがでやすい

 

 

過走行車を買うメリット

次に過走行車を買うときのポイントを見ていきましょう。

中古車を購入する際の過走行車のプライスはだいぶ割安感があります。同じモデルの車でも、走行距離によっては30万も50万も変わってきますし、外車にいたっては100万単位でプライスに差がうまれます。

欲しいクルマが割安で買えるのですから、これが過走行車を買う一番のメリットでしょう。

 

最近のクルマは壊れにくいとされていて、特に日本車はその最たるです。

またたとえ故障して不具合がしょうじても、国内には中古パーツが豊富に流通しています。比較的容易に修理できる環境にありますから、多少の費用がかかることを差し引いても、過走行車を買うメリットは大きいでしょう。

 

 

タクシーは身近な過走行車

私たちの身近に過走行車の丈夫さを実感できるクルマがあります。それがタクシーです。

ほとんど毎日走行をしていることから、走行距離はかなり伸びて30万キロ40万キロは当たり前にいってしまいます。しかし実際に乗車してみると、その過走行距離を感じさせない快適な乗り心地ですよね。

 

もちろん丈夫に長持ちさせるために、日々のメンテナンスには気を使っているようです。

そのほかに宅配便や長距離トラックなども、過走行車を代表するクルマです。

 

 

 

過走行車を買うときの注意点

消耗品、劣化品などの確認

過走行車メンテナンス

過走行車の購入前はメンテナンス状況を必ず確認しましょう。
10万キロも走ればどこかしらが劣化してきています。そのため現車を前にお店の担当者とチェックすると安心です。

 

  • タイヤの溝のすり減り具合
  • エンジンオイル
  • サスペンションのへたり
  • シートのへたり
  • ハンドルの擦り切れ
  • マフラーの状態
  • エアコン
  • ミッション
  • ドライブシャフト

 

クルマの部品はたくさんありますので、上記以外にもチェックしたい箇所はたくさんあります。しかし、きりがないので最低限を決めて担当者と確認するとよいでしょう。

 

販売店はしっかり整備をしていることがほとんどで安心なのですが、それでも過走行車の場合は思わぬ不具合がいつ発生してもおかしくありません。全てをまかせきりにしないで自分の目で確かめることも必要です。

 

 

タイミングベルトの交換

タイミングベルトの交換は10万キロが目安です。もし乗車中に切れてしまうと事故につながる可能性もあるので、必ず交換されているかチェックしましょう。ちなみに、切れた後の修理は結構な費用がかかりますから、もし交換していないであれば早めの交換をお勧めします。

交換費用は3万~5万が相場です。

 

 

個人売買やネットオークション

個人売買やヤフオク、メルカリなどネットオークションを利用する場合は特に気を付けたほうがいいでしょう。プロの目を通していないクルマであり、あくまで個人の評価を受けて売られます。

 

消耗品関係が交換されているか、など最低限質問できることは聞いておくことと、現車も確認できるなら見ておいたほうが後々のトラブルにつながりません。

 

 

売る側(出品する側)の心理

一方、過走行車だからある程度は仕方ない、とわりきって考えることも実は大切です。売る側(出品する側)としても、低年式車や過走行車にそこまで細かく見られても・・という思いが少なからずあり、そんなに神経質に求めるのなら販売店に行ってくれ、という心理が働くものです。

そのかわり価格面ではショップで購入するより格段にリーズナブルでしょう。

 

 

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整備手帳の有無

どのクルマにも常備されている整備手帳は、過去の整備履歴が記録されているものです。ここで確認したいのは、不正なメーターの交換や巻き戻しがされていないか、です。

 

車検や点検でどの整備工場に出しても、必ず記録簿にその時の走行距離が記載されます。整備手帳があれば、その履歴を追えますので、不自然にメーターが戻っていないかを確認することができるのです。

 

記録簿が新車時から残っていればベストです。年次を重ねるごとに記載されている走行距離の数字は増えていくのが自然であり、突然3万キロくらい巻き戻ってるということが無いか確認ができます。(こういったケースは実際にあるのです!)

 

また、もし販売店などで正規にメーターを交換する場合は、整備手帳の保証書欄に記載されます。

メーター交換歴

 

 

整備手帳からわかること

  • 記録簿から走行距離の履歴が追える
  • 正規にメーターを交換した場合は、記録簿に記載される

 

過走行車だからあまりメーターを巻き戻す意味がないのでは?と思いがちですが、実はそこが落とし穴です。

 

に、いつ巻き戻したか、です。
今は過走行車かもしれませんが、巻き戻したタイミングは走行距離がずっと若い時かもしれません。

 

に、過走行車だから走行距離は多くて当たり前という買う側の盲点をついた犯行?です。

不正業者にしてみれば、クルマのメーターを巻き戻して売却すれば査定金額は大幅に上がります。
あの手この手を使って操作をする可能性は十分にあるのです。

 

 

外車の過走行車

過走行車外車

外車の場合、クルマに不具合が発生すると修理費用が高くつきます。特に交換部品に乏しいので本国に取り寄せ、となるとさらに修理時間と金額が跳ね上がります。リビルト品などで代用できればいいのですが、それでも国産車に比べると割高感は否めません。

 

過走行車のリスクを考えると、なおさら慎重にクルマを選ぶ必要があるでしょう。ある程度の消耗品や劣化品によるコストを計算したうえで購入を検討しましょう。

中古車には当たりはずれがある、と言われています。前のオーナーがどのような環境で運転してきたかによっても、コンディションは大きく左右されます。

 

 

中古車は前オーナーの乗り方でコンディションが変わる
同じ10万キロのクルマでも・・

  • 渋滞した市街地での走行が多かった・・車への負担が大きい
  • 高速道路の安定した走行が多かった・・車への負担が小さい

 

これは外車だけではなく国産も含め、全中古車に言えることです。

外車の過走行車を購入するなら保証付きのプランで購入すると安心でしょう。

 

 

海外で評価の高い日本の過走行車

海外輸出5

 

最近は日本の中古車が海を渡って海外に輸出されるケースが増えてきました。
特に発展途上国では日本ブランドの人気が高く、低年式車や過走行車が飛ぶように売れています。

 

トヨタが中古車輸出で強すぎる理由!日本車人気で海外の需要沸騰!

 

かつてメイド・イン・ジャパンという日本製品の品質の良さを集約した言葉がありました。

最近では日本製といえど中国や東南アジアで製造されているものが多いことから、正確にあらわすとメイド・イン・ジャパンではない、という声もあがっています。

そこでそれを受け、中古品全般を指した”ユーズド・イン・ジャパン”なる新しい言葉が生まれました。

 

中古車のユースド・イン・ジャパン事情

  • 日本製品は品質が高い
  • 壊れない、壊れにくい
  • トヨタやニッサンなどメーカーがブランドとして認知されている
  • 日本の道路は舗装された道が多い→クルマが(サスなど)痛みにくい
  • 日本には車検制度がある→コンデョションがキープされる

 

このような理由から、10万キロを超えた過走行車であっても海外で需要が高いのです。
ちなみに、途上国では日本の過走行車が10万キロを超えていても『new car!』と呼ばれます。向こうでは壊れるまで乗り潰しますから、10万キロ程度ならまだまだ新しい、と表現するのです。
(新車はbrand‐new-carと呼びます)

 

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まとめ

過走行車まとめ

いかがでしたか。
過走行車を売るとき、買うときに知っておきたいポイントがつかめましたでしょうか。

 

10万キロを超えると過走行車

1年1万キロの範囲を超えても過走行車になる

過走行車を売るときは、販売ディーラーと買取店の両方に査定を依頼する

過走行車を買うときは
 ・消耗品、劣化品、タイミングベルトなどをチェック
 ・個人売買、ネットオークションは特に気をつける
 ・整備手帳から走行距離をメーターと照らし合わせる
 ・外車の過走行車は慎重に
 ・保証付きのプランで購入

過走行車は海外でも需要がある

 

過走行車であっても正しい知識を持っていれば、損することなく適切に売買ができます。この記事でお伝えしてきたことを参考にぜひ役立ててみてください!

 

 

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