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寒冷地仕様って必要?輸出にかかれば10万ほど高く売れるって聞いたけど?

寒冷地仕様
公開日: 2017.07.04 / 最終更新日: 2020.05.29

寒冷地仕様。

オプションでつけるべきか否か。迷っていませんか?

 

寒い地域にお住まいの方なら、メリットがはっきりしているため、そこまで考えることなく決断できそうですよね。また北海道では、ほとんどの車種に標準装備でついていますので(その分割高)迷うことすらありません。

 

頭を悩ますのは、たまにスキーやレジャーなどで使用する程度の比較的頻度の少ない方々でしょう。寒冷地仕様がついていれば、便利で心強いのはわかっている。しかし、その分オプション費用も高くついてしまう。

またクルマを手放す時に寒冷地仕様だと高く売れる!と噂を耳にした方もいるかもしれませんね。なにやら輸出がからんでいるとか。果たしてこの話は本当なのか。

 

さて、つけるべきか否か・・

そこでこの記事では、あなたの判断材料の一役を買えるよう、寒冷地仕様をつけるメリットについてご紹介していきます。さらにまだよくわからない方のために、寒冷地仕様の基本情報についてもシンプルにお伝えしていきます。

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

寒冷地仕様とは

寒冷地仕様とは、おもに寒い地域や降雪地帯などでの使用を前提に考えられたオプション装備です。いくつかのオプションがひとまとめにセットになっており、3~10万円くらいの価格で設定されています。

 

寒冷地仕様とは

寒い地域で走行するときに役立つオプションセット。

クルマが氷点下の状況でもできるだけ対応できるよう、多用な装備が施されています。また、暖房設備なども充実しており、車内環境にも考慮されています。

 

 

寒冷地仕様と標準車との違い

寒冷地仕様オプションは、設定された車種ごとに内容が少し異なります。しかし、大まかなところは一緒で、基本的には寒いところで重宝されるもの、が揃っています。

それでは具体的な装備を見ていきましょう。

 

 

大型バッテリー

バッテリーの容量が通常にくらべ大きくなっています。サイズアップをすると蓄電できる電力が、より多く確保できますよね。このことにより、

  • バッテリーが上がりにくくなる

寒い日のバッテリー不良が減る

 

といったメリットがあります。一般的に気温がさがるとバッテリーの性能は落ちてしまいますから、容量を大きくすることでそのリスクを防ぎます。

またそれにともないオルタネーター(発電機)の性能もアップさせたりします。

 

オルタネーターとは

電気を発電する装置。エンジンの回転を動力源として利用し、電装部品の電気を発電する。またバッテリーの充電も行う。

参照 Wikipediaより

 

ドアミラーヒーター

ドアミラーに雪が付着すると、後方の視界が遮られてしまいたいへん危険です。そこでドアミラーに熱線を内蔵し、その熱で雪や雨滴の付着を防ぎます。

(メーカーによってヒーテッドドアミラー、ヒーター付きドアミラーとも言います。)

 

降雪時、走っている分にはそこまで積もりませんが、渋滞などでゆっくり走行しているとミラー面にも雪が積もってしまいます。そこでスイッチを入れると、じょじょに雪は解けてくれます。

室内やトンネル、地下駐車場などに進入するときに曇ってしまうこともありますが、そのときにも重宝するでしょう。

 

 

ワイパーモーターの強化

寒冷地仕様2-3ワイパーを強化したといっても、さすがにこの雪の量はキビシイです。

 

重い雪をはらえるように、ワイパーのモーター出力を高くします。

ただしいくら強化したといっても、停車中によくある、雪てんこ盛り状態をいきなりはらってしまうほどの強力さはありませんので、その点は注意しましょう。雪が降るとワイパー上に雪がたまらないよう、ワイパーをたてている光景はよく目にしますよね。

 

 

リアウインドウデフォッガーの強化

リアウインドウデフォッガーとは、車両のリアガラスの曇りや雪を熱で除去する装置をいいます。

リアガラスによく左右の線が入っていますよね。あの線がデフォッガーです。外が寒くて車内が暖かいとガラスが曇ってしまうので、そのときに熱線を利用して取り除ます。

 

 

ウインドウォッシャー液の不凍液

雪道では前を走っているクルマが跳ね上げた泥などで、フロントウインドウがすぐに汚れてしまいます。こんなときにウィンドウォッシャーが頼りになります。

 

しかし、外気温が低い状態では、ウィンドウォッシャー液が凍ってしまうことがあるので注意が必要です。そもそも通常のウィンドウォッシャー液自体も不凍作用はもっているのですが、これが何度まで凍らないかは、ものによって異なります。

そこで寒冷地に適した低温に対応する不凍液を用います。

 

メモ ウィンドウォッシャー液の注意点

寒冷地でいきなり窓ガラスにウォッシャー液をふきかけると、一気に凍結してしまう恐れがあります。すると窓ガラスがすりガラス状になって視界を奪われる危険が出てきます。

 

ウォッシャー液を寒冷地用にしていない場合は、エンジンを暖気しデフロスターで窓を暖めてあげるなどして使うとよいでしょう。

 

 

リアフォグランプ

後方車の視認性を高めるためにリアフォグランプが設定される場合もあります。

リアフォグランプとは

濃霧などの気象条件により視界が制限される場合において、後方からの被視認性を向上させる目的で設置される赤色の灯火をリアフォグランプ(後部霧灯)と呼ぶ。 通常のテールランプよりも明るく、制動灯と同等の明るさを持つ。 そのため、不必要な使用は後続車のドライバーを眩惑させる原因となる。

参照 Wikipediaより

 

リアフォグランプは明るく目につきやすいので、後ろを走っているクルマは大変助かります。降雪時、濃霧、大雨などの天災にはありがたい装備です。

一方、明るいことによる弊害もあります。要は明るすぎるのです。晴れた日の視界のよい夜道など、眩しいほどに輝いています。

 

 

これでは逆に後ろのクルマに迷惑をかけてしまいます。運転者は使うタイミングと、消し忘れに注意して使用しましょう。

 

 

寒冷地仕様その他の装備

寒冷地仕様はその内容が車種によってバラバラです。基本的には、寒い地域で活躍してくれる装備で、いろいろとバリエーションがあります。

  • リアワイパー
  • スノーワイパーブレード
  • シートヒーター
  • サブマフラー
  • ヒーターリアダクト
  • スノーモード
  • 防サビ塗装

など、寒さに心強い装備です。

 

 

車を売るときのリセールバリューは?

あなたはクルマを買うときに、手放す際の下取り価格まで考えて購入していますか?

高く売るためにつけておきたいオプションやボディーカラーなどは、クルマによって決まっていますので、そこを抑えずに(知らずに)購入するなんて、もったいない!です。

寒冷地仕様に関しても同様。単純に”自分の生活圏が寒い地域だから”いう理由だけで判断しないようにしましょう。

 

 

輸出にかかる寒冷地仕様

中古車の流通は日本国内だけではありません。毎年多くのクルマが海を渡って海外に運ばれていきます。それぞれの国によって特色は違いますが、日本車の人気はどこも高いです。

 

寒冷地仕様が喜ばれる国はどこでしょうか?

たとえばロシア。日本よりとっても寒い国です。ここでは寒冷地仕様が重宝されますので、そういった中古車は金額が高くなります。

 

カナダ。この国も極寒の地域ですよね。カナダ国内を走るクルマはほとんどが寒冷地仕様になっているそうです。しかし現在日本の中古車はカナダにあまり渡らないので、需要は無いに等しいです。

 

輸出にかかる=売るときに高査定が期待できる!

 

しかし国外情勢はコロコロ変わるので、一概にこのクルマに寒冷地仕様をつけよう、とは残念ながら言い切れない面があります。

 

『輸出相場の下落リスク』

このクルマ、先週まで高く売れていたのに!なんてザラな話です。

自動車大国ロシアは数年前まで日本からトップクラスの輸出国でしたが、今では国の輸出規制でトップ10にも入りません。しかし、来月もそうかというとそうとも言いきれなかったりします。

輸出にきくからとオプションをわざわざつけたのに、そのクルマの輸出自体がなくなったり、規制で7年落ちが5年落ちまでに変わったりということは日常茶飯事なのです。

by クルマ業界20年の筆者

 

 

プレミオの輸出と寒冷地仕様

あえて一つ例をあげるとするなら、【トヨタのプレミオ】でしょうか。

プレミオは主に中東や東南アジアに運ばれます。え?寒い国ではないけど? と思ってしまいますよね。

 

しかしプレミオは輸出の定番車で、このクルマを買うならコレをつけよう!という必須装備が決まっています。ちなみに輸出にかかる=リセールが高いということです。

 

その必須装備の一つにリアワイパーがあります。このリアワイパーは単体ではつけれないため、寒冷地仕様とセットで頼まなければなりません。すなわちプレミオは寒冷地仕様をつけるべきクルマということで、車業界でも広く認知されております。

 

プレミオリアワイパー【プレミオ】寒冷地仕様-リアワイパー

 

なぜプレミオにリアワイパーがいるの?

中東や東南アジアはきちんと舗装された道が少なく、路面が砂や土などの悪路が普通です。そのような道で走行すると砂埃が舞ってしまい、視界が見えにくくなりますよね。また熱帯特有の集中雨、スコールの存在もあります。

 

リアワイパーがあれば、後ろの窓からの視界が確保できます。そこでセットになっている寒冷地仕様が必要になるのです。

その他にもハリアーやランドクルーザーに寒冷地仕様をつける、この辺も有名な話であります。ただしハリアーを寒冷地にすると、リアフォグランプと干渉してモデリスタエアロがつかない、など問題点もあります。(実費を払ってリヤフォグレス使用も可)

 

 

日本国内の寒冷地需要

日本国内の中古車市場でも寒冷地仕様は歓迎されます。特に4WDに寒冷地仕様など最高の組み合わせで、中古車オークションでの相場も高いです。

しかし、そこまでリセールに変化があるかというと実はそうでもありません。なぜ変わらないのか、次章でお伝えしていきます。

 

 

寒冷地仕様 クルマ買取り店の査定

結論から言えば、寒冷地仕様は中古車の査定価格にあまり考慮されません。サンルーフやメーカーナビなどオプションをプラス査定する項目は多数あるのに、寒冷地仕様に関してはスルーされるのが実態なのです。

 

しかしお伝えしてきたように、寒冷地仕様は国内国外でも確かなニーズがあります。もしあなたが査定をしてもらうときに、寒冷地仕様について質問されなかったとしても、必ず自分から伝えてください。

 

査定時は寒冷地仕様であることを必ず告げる2,3件競合しているのであれば、確実にプラスの印象を与えることができ、値段アップに貢献してくれるかもしれません。見た目の外観から寒冷地仕様かどうかは分かりづらいので、なおさら申告するようにしましょう。

 

この時の買取り店の心理状況はこんな感じです。

『寒冷地仕様かあ、もしかしたらオークションで金額が跳ねるかもしれないし、無いよりはあったほうがいいな。よし、もう少し査定をあげてみようかな。』

 

 

まとめ

寒冷地仕様まとめ

 

いかがでしたか?寒冷地仕様についてお伝えしてきました。このオプションを選ぶうえでの判断基準は2つです。

 

 自分のカーライフに必要か?

 売るときのリセールはどうか?

 

1については、あなたが住む地域や、冬のレジャー頻度によって変わってきます。

2については、その時その時のタイムリーな情報があると判断しやすいです。販売店のスタッフによく聞いてみるとよいでしょう。

 

筆者が感じるに寒冷地仕様は迷ったらつけるべきオプションだと思います。いろんな要素がありますが、まず第一についていると安全!というのは間違いない事実です。

 

 寒冷地仕様がもつ”安全性”という側面も忘れない

 

ましてあなた一人ではなく、家族や恋人、友人なども乗せる機会があるならなおさらです。後であの時つけておけば良かった、と後悔したくないですよね。

もちろんタダでつけれるわけではないので、お財布と相談したうえでの選択になるとは思いますが。

 

それでは、お伝えしてきた内容をぜひ参考にしていただき、あなたにとってベストの賢い選択をしてくださいね!

 

 

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